フロントフォークオーバーホール・その1

2017年10月11日PM
 イーハトーブのフロントフォークオーバーホールに挑戦。部品は先日、ウェビックから購入済み。まずはネットでの事前調査に基づき、フロントフォークを外す前にトップキャップを少し緩めておく。円筒のフロントフォークを単体にしてしまってからだと緩めるのが大変だということだ、さもありなん。使用するのは22mmのソケットレンチ。
 フロントフォークを外す前にフロントタイヤを外す。ビールケースをセンタースタンド代わりにフロントを上げる。ブレーキワイヤー、スピードメーターケーブルを外す。トップブリッジの10mmと12mmのボルトを緩めるとフォークが抜ける。トップブリッジ上への突き出しはなし。念のため、フォークの左右がわかるように印をしておく。
 トップキャップを外し、中のオイルを抜く。真っ黒で異臭がする。このとき、インナーチューブの中からカラー、リング、スプリングが出てくる。スプリングは巻きが密なほうが上。リングは10円玉くらいの直径のワッシャーでカラーとスプリングの間に入っている。オイルを捨てる時に一緒に落ちてしまうのでなくさないように注意しないといけない。洗油として灯油を入れてフォークを伸縮させ古いオイルを洗い流す。
 アウターチューブのダストカバーを外す。サビだらけのサークリップも外す。これにはダイソーのラジオベンチの先をグラインダーで削って細くしたものを使用、もちろん専用工具を持っていればそれを使いますが。オイルシールを外すには、アウターチューブとインナーチューブを固定しているボルトを外してから、インナーチューブを抜くと外れてくることになっている。
 アウターチューブの底の6mmの六角ボルトを緩めるとインナーチューブとアウターチューブをバラすことができる。ところが、このボルトがとても硬く締まっていて外れない。しかもアウターチューブが回りやすいので力が入りにくい。ネット情報ではインパクトレンチを使って一気に緩める、とあるが手持ちの充電式インパクトレンチではまったく歯が立たなかった。これで作業が中断。
 アウターチューブとインナーチューブをバラさずにオイルシールを抜く方法を調べると、オイルの代わりに灯油を一杯にしてトップキャップを閉め、ジャッキでフォークを縮めるとオイルシールが抜けてくる、とあるが、スイフトに車載のジャッキはあったとしてもそれを使ってフォークを縮められる場所がない。この方法はあきらめる。
 かといって六角ボルトを緩めない限り先へ進めない。緩めるのにはL型六角レンチの短い腕をグラインダーで切り落とした棒型六角を、インパクトレンチに取り付けて回そうとしたが歯が立たない。この棒型六角を手回しできるようにソケットレンチに取り付けられるソケットを購入し、アウターチューブの回り止めを工夫した上で再挑戦することにした。





















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