キャブレターガスケット類とフロートバルブ交換

2017年8月14日
 朝から雨で、4時過ぎになってやっと止む。出かけようとしたらキャブのオーバーフローパイプからガソリンが漏れ出した。夜に停めている間はガソリンコックをオフにしているが、オンにしたらダダ漏れ。フロートバルブがおかしくなってガソリンが止まらなくなっているのだろう。走るどころではない。出かけるのはやめて交換することにした。幸い先日ヤフオクでキャブレターガスケット5点セットというのを購入済み。5点で税抜き900円。その中にフロートバルブも含まれている。
 まずはキャブレターを取り外す。先日取り付けた桃太郎さんのコネクションチューブは、純正より柔らかいのでキャブの取り外しは簡単。アクセルワイヤーとつながっているスロットルバルブとニードルを外したときのフタ、トップキャップの裏側のガスケットもセットに入っているので早速交換。古いガスケットを取り外した後、ワイヤーブラシでフタをこすったら、思いの外きれいになったので、キャブの外観を一通りワイヤーブラシがけすると、新品と見間違えることはないがずいぶんきれい。
 フロートチャンバーを分解。続けてフロートとフロートバルブを取り外す。この二つの清掃や交換は後回し。チャンバーのフチの大きなガスケットも交換する。古いのは完全に柔軟性がなくなり溝に詰まっているだけなので、千枚通しでかき出す。ワイヤーブラシできれいにする。ガスケットをつけるのは最後に組み立てるとき。
 ドレンネジ用のOリングらしき物がセットにあるが、このキャブのドレンネジにはどう見てもOリングの痕跡がない。切れてなくなっているだけかと思ったが、リングが入るスキマもない。そもそもネジが数ミリ緩むだけで抜け切る感じがしない。試しにネジを抜かずにOリングを広げてネジと本体の間に入れてみたが、多少潰したとしても締まり切らなそうなので外す。行き先不明のOリング。
 キャブの上半分のインシュレーターとの接続部のOリングも交換。これも古いものを取り外した後、ワイヤーブラシがけ。メインジェットも取り外してブラシがけ。
 いよいよフロートとフロートバルブの清掃と交換。フロートバルブのゴム部分は段付き摩耗が進んでいる。バルブは交換するだけ。フロートは見るからにかよわそうなので慎重にブラシがけ。
 最後に組み立て。フローとチャンバーのガスケットを挟んで締めつける。新品のガスケットは厚みがあり、溝に収まり切らないがサイズは合っているのでそのうちなじむと判断する。アクセルワイヤーを取り付けてからコネクションチューブの柔軟性を活かしてキャブを取り付ける。ホース類を差し込んで完了。試運転をしたいが、小雨が降ってきた。
 急いで工具を片づけている間に小雨が霧雨になったので、思い切って試運転。キック7回ほどでエンジン始動。北野街道を2キロほど走っただけだが、問題なし。
 これが外したほうのフロートバルブ。円錐形のゴム部分は段付き摩耗しているし、全体に汚れているので動きは悪かったはず。針金側のシャーペンの芯のような突起もスプリングで引っ込むことでフロートを支える働きをするらしいが、そこにもカスが付着している。
 

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